婦長(看護師長)は、企業で言えば各部署をまとめる部長のような役割を果たしています。
看護部で働いている看護師、一人一人の特性やスキル、心身の健康状態を常に把握しながら、医療事故が起こらないように配慮したり、看護部全体からでた問題点などを改善させるために時には他部署と連携を図ったりと非常に中間管理職としての役割が強いです。
また、看護師は非常に女性が多く、同じ看護部内での人間関係の悪化や若手とベテランの考え方の相違などを汲み取って、中立的に纏め上げていく仕事もしなくてはなりません。

だからといって婦長としての仕事だけをしていればいいかといえばそうではありません。
看護師は慢性的な人手不足に陥っているため、婦長業務の合間は通常の看護師としての仕事も補充していかなくてはならないのです。
ですから、婦長として仕事をしていくためには、いろんな意見を汲み取って纏め上げていく柔軟さや、部下が失敗したときには言い訳せず謝ることのできる強い責任感が必要だといわれています。
婦長になるためには特別な資格は必要ありませんが、求められる仕事量の多さが心身にのしかかってくるのが大きな悩みといえるでしょう。
また、今看護師は慢性的な人材不足の状態にありますが、その中で、新人看護師が1年以内に退職してしまう割合も増えてきているようです。
その原因として、看護学校で習ったことと実践のギャップの大きさや、看護師として働いていくことへの不安が上げられます。
こういった不安を抱えつつ辞めていく看護師を、一人でも減らすための教育をしていくことも婦長としての仕事だと言われており、非常に肉体的にも精神的にもハードな仕事であることが婦長の仕事上の悩みといえます。

婦長ならではの悩みやストレスは、心身に大きな負担を与えます。
それをうまく解消できる人であればいいですが、無理をし過ぎて体を壊してしまう人もいます。
あまりにも酷い労働環境で耐え切れないのであれば、せっかく婦長になるまでのキャリアがあるのですから転職の道を選ぶのもいいと思います。
婦長だから転職してはいけないということはありません。
むしろ、そのキャリアやスキルを考えれば、多くの病院が欲しがっている人材でもあります。
看護師専門の求人サイトなどに、非公開求人として婦長クラスの看護師の求人が掲載されていますから、悩んでいたらとりあえず登録してみるといいと思います。

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